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BCツアーでそのロケーションの素晴らしさにすっかりファンになってしまった妙高火打山。今度は夏山シーズンに行ってみようと、FDOCの山登り因子を持ったメンバーを誘って、日帰り登山を計画した。標準的な行動時間は大体8時間~10時間。結構ハードなスケジュールだったが、メンバーはやる気満々で笹ヶ峰の登山口に集合した。

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BCのツアーで大体のコースボリュームはイメージできたのだが、雪の無い登山道は結構傾斜がある。黒沢までは歩きやすい木道を軽快に進んだが、十二曲はメンバー全員やられたという感じだった。十二曲を過ぎて富士見平まで行けば、結構平坦になるのでは、と期待していたのだが、黒沢岳の中腹をトラバースしている夏道はアップダウンがあって結構ハードだった。3時間弱で高谷池ヒュッテに到着。20分ほど休憩して火打山の頂上を目指す。富士見平からの火打山はかなり遠く見えて、「まだあんなにあるのか!」とメンバー全員くじけそうな様子であったが、大分距離が近づいたのと、快適な湿原歩きで気分がリセットされたのか、進む足取りは軽くなった。高谷池、天狗の庭は絶景。常連の方の話では、まだまだ花が咲き乱れた最高の景色が見られるらしい。今回は花が少ない方とのこと。是非、最高の景色をいつかは見てみたい。

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雷鳥平まで登ってきて、急に自分の体調が悪くなった。重い頭痛と平衡感覚を若干失ったような足取りに悩まされる。今までこんなことは全く無かったのだが。ここ数週間、激務で数回の徹夜と深夜までの残業の疲れがここで祟ったのかもしれない。頭痛薬を貰ってしばし休憩の後、ゆっくりペースで登り再開、予定より30分遅れで頂上に到着した。残念ながら頂上はガスの中で眺めを楽しむことは出来なかった。昼食を手早く済ませ、高谷池ヒュッテまで戻って冷たいビールで乾杯した。結構きつかったが一口目のビールで疲れも吹っ飛んだ。
笹ヶ峰までの下山コースは足取りは軽いのだが、「ここを登ってきたのか?」と思うほどのぼりより傾斜がきつく感じる。途中で通り雨にもあい、足元は滑りやすい状態。怪我をしないように慎重に足取りを運んだせいもあって、予定より1時間多く掛かってしまった。17時30分登山口帰着。みんな足がパンパンだったがARAIでの祝杯目指して手早く帰り支度、早々に笹ヶ峰を後にした。ほぼ食いしん坊パワーだけで動いている状態だった。(笑)