2日目はタケノコ山。このタケノコ山、地形図では名前も無いピーク。地元の呼び名らしい。今回のエリアの大半が、地形図では名も無い山で、ガイドしていただいた福田さん、クニぞうさんが開拓、名付けしているところも多いとか。まさに裏山といった感じ。標高自体はさほど高くないのだが、気温が低くてパウダーが楽しめる。2月のこの時期、標高の高いエリアより、こういった場所の方が、パウダーを楽しめるのだそうだ。
スタートはスキー場のトップから。尾根伝いに緩い登りをタケノコ山に向けて進んでいく。途中、樹林帯が切れると、冷たい風が横殴りに当たって、寒いというより痛いといった感じで結構つらい。途中、何度もグラニュー糖パウダーの罠に腿まではまる。これは軽い雪が積って、沈みきらないうちに更に軽い雪が積って、笹などのブッシュで空洞が出来てしまうというもの。踏み抜いてそこから脱出しようと足を掛けると、底からボロボロと雪が崩れてしまう。いくら踏んでも固まらないので要領よく足場を作らないとアリ地獄状態になってしまう。
スタートしてから2時間でタケノコ山トップに到着。最初に滑る場所は「イナバ」これも地形図にない呼び名。「百人滑っても大丈夫」というくらい広々としたボウルだ。天候も青空が覗くようになって最高のコンディション。
1本滑ってトップまで登り返し。本日の締めはタケノコのロングシュート。リフトで稼いだ標高差分も含めて、一気に麓まで滑り降りることが出来る斜面で、積雪もディープ。
林道を滑り降りてくると予めデポした車に到着。この場所からさっき滑ったロングシュートを眺めることが出来る。この場所から見ると結構急な斜面。
今日も気持ちよく滑って、温泉でのんびり溶けて、最後は地元のホルモン鍋&ジンギスカンで乾杯。
このお店、朝鮮人参を漬けた怪しい焼酎が売られていた。お店のおばちゃん曰く「3杯飲んだら立てなくなるよ」とのこと。そりゃそれだけギッチリ朝鮮人参詰めちゃったらさぞかし強力でしょう。興味津々で1杯自分も飲んでみたが、指先までポッポしてくる感じ。強い酒という訳でなく、飲んだ後からジワジワと来る感じ。確かに3杯飲んだら、危ないかもしれない。
そして、いい感じで心の扉が開いてしまった福田さん。帰途の車の中でのShakeHedは近藤さん髣髴モノ。ガイドさんって、やはり皆さん似た因子を持っているんですかねぇ。(笑)