釣って、採って、滑る、山のお楽しみ全部を快適な避難小屋をベースに満喫しようというなんとも欲張りな2泊3日のツアーの始まり始まり。初日は残念なことに朝から小雨。ガスも濃くてGPSとにらめっこしながらのハイクアップ。ブナの新緑が綺麗。
途中に2箇所、沼があるのできっと岩魚がいるはず・・・ということで釣竿を用意してきたのだが、前年はまだ雪に覆われている部分が多くて、釣果は無かったとのこと。「まぁ、釣れればラッキーだよねぇ~」という位のお気軽な気持ちで、最初に到着した沼で竿を振ったのだが・・・・
いきなり入れ食い状態。自分の竿にも3投目で尺クラスの岩魚がヒット。その後も入れ食い状態。自分とアライさん2人であっという間に10匹ほど釣り上げてしまった。岩魚の食い気はかなり立っていて、巻ききれないところからトゥイッチングしても食いつくほど。期待していなかった、岩魚の釣果があって幸先良いスタート。
更にアライさんのキノコレーダーが快調で、ハイクアップの途中、所々でヒラタケなどのキノコを次々と発見。岩魚にキノコ、そして避難小屋まで行けば、行者ニンニク・・・今晩はつまみに不自由しなくてすみそう。(笑)
山の恵みが沢山いただけるのは嬉しいことなのだが、天気の方は悪くなる一方。きつい登りは無いのだが、2つの沼周辺以外は、ブナの森でなだらかな斜面が続いており、ガスが濃いこともあって、行けども行けども、同じ風景が続くだけ・・・これで岩魚やキノコといったイベントが無かったら、すぐに飽きてしまったかも。
避難小屋は濃いガスの中から突然現れた。雨で体が冷え切って、ちょっとしんどくなって来たなぁ・・・と思っていたときに到着。この避難小屋、トイレ、ストーブが完備ですぐ近くに湧水まであって、本当に快適。ずぶぬれになったウェアを乾かすことが出来たのはラッキーだった。
ウェアを乾かして、少し落ち着いたところで、晩餐の準備。岩魚は3枚におろして・・・行者ニンニクも調理・・・そして出来上がった今晩のメニューは・・・
行者ニンニクをゆがいてナムルに。生と違って甘みが強くなって上品なお味。アルコールが欲しくなる。
岩魚はカルパッチョに。こちらは生の行者ニンニクを添えて。ワインが欲しくなる逸品。もちろんワインで頂きましたよ。
メインは塩ホルモン&行者ニンニクたっぷり。たまりません。雨でびしょびしょになって、寒かったけど、初日からこんなご馳走で幸せいっぱい。山の神さま、ありがとー!!
お腹が満たされた後は、アルコールをチビチビやりながらJAZZなんぞ聴いてみたり。TeddyBar 銀銘水避難小屋店は20:00オープン。(笑)今回はiPodと小型スピーカーをを持ち込んでみたのだが、たまにはこんなのも良いですな。
楽しそうですねぇ。
僕もこの季節、滑る・釣る・食べるという遊びをしながらも、全てを兼ね備えたイベントは未体験なんです。
いずれは僕もその境地に達したいですねぇ。(笑)
コメントどうもです。
微妙な自然のバランスによって成り立っているので、なかなかこういったチャンスはないですねぇ。滑り重視すると、山菜はまだ雪の下だし、山の幸に重きを置くと、最悪、板担いでいるだけなんてことにもなりますしね。
本当に今回のイベント、自然に感謝感謝です。願わくば、毎年こういうチャンスに巡り会いたいですね。