紅葉を眺めながらビビィ泊したい・・・ということで、3連休で激混みなのは十分理解した上で上高地~槍沢、涸沢へ。因みにピークは一切踏まず、槍沢~涸沢も横尾経由。紅葉が目的なら、ピーク踏む必要も無いし、時間的にもこっちのほうが早い。なにより縦走なんてそんなヘロヘロじゃ、紅葉も楽しめませんって。(笑)
前日に沢渡駐車場入りして、朝一番の上高地行きのバスに乗る。満員状態。上高地は、もう登山者銀座状態。トイレに入るのに10分以上の行列。覚悟はしていたけど、こりゃすごい・・・まずは平地を横尾目指して歩き始める・・・が、渋滞で、見知らぬ人同士が縦列組んでグループで来ているみたい。まるで、学校の遠足登山だな。天気が良くて、景色が楽しめたのが救いでしょう。
横尾山荘から先は人が殆どいなくて、槍沢の野営場まで、自分のペースで静かにのんびり歩きを楽しめた。川沿いの道、急な上りなども無く(笑)まさにハイキング。約1時間ほどで槍沢ロッジに到着。ここでキャンプ場の申し込みをする。ビールの自販機があったので、晩酌用に1本購入。500円だけど、こんな場所で手に入れられるのがありがたい。
野営場までは30分ほど。11:00に到着したので、設営されているのは前日からの泊まりグループのテントだけで5張ほど。今は槍方面に出かけているらしく、人気は無かった。野営場が思ったよりも空いていたので、安心。不要な荷物を設置したビビィに詰め込んで、身軽な装備で出発。目的は氷河公園の天狗池。観光ポスターに良く出ている池を手前にい大きな岩とその遠く後ろに見える槍ヶ岳の構図を自分の目でいつか見てみたいと思っていた。今回の目的はこの天狗池と紅葉といっても良い。
野営場からしばらくは平坦な道が続く。大曲で道が左手にググっと曲がると、大きなU谷の景色が広がる。これを見ただけでも、もっと先へと進みたくなってしまう。ここから登りが少しずつきつくなっていく。高度を上げていくと、緑に混じって鮮やかな赤が目立つようになる。う~ん、この3連休は紅葉がベストとものの本には紹介されていたが、まだ少し早かったようで、ここまで高度を上げないと、紅葉を拝むことが出来ない。
天狗原の分岐からはガレ場の谷を高度を少し上げ気味にトラバースしていく。振り返ると槍ヶ岳がやっとここで拝めるようになった。紅葉したナナカマドの林とガレ場を交互に歩いて行く。天狗池まであと40分・・・意外と時間が掛かる。
ガレ場を横切り、少し尾根沿いに上ると、天狗池に到着。なんだか思ったより小さくて、池というよりは水溜りといった印象。しかし良く見ると、水が底から湧いているようで、ちょろちょろと槍沢に向かって流れ出しがあった。池には良い瞬間を収めようと写真家が3人、三脚を設置して、タイミングをうかがっていた。池のほとりに腰を下ろしてのんびり休憩。確かに、あの有名なアングルになるように腰を下ろすと、ただの水溜りにしか見えなかった景色が絶景に大変身・・・・・写真ってある意味ずるいよなぁ・・・
十分休憩してから野営場目指して、下山を始める。氷河公園のガレ場にはお猿の一団が・・・こんな高度にも猿はいるんだなぁと感心する。行きと違って、太陽は稜線の陰に隠れていて、まだ十分明るいのだが、かなり肌寒い。
野営場に戻ると、5張ほどしかなかったテントが、野営場にぎっしり状態。もうどこにもテントを張ることが出来ないほど。あちこちで夕食の準備でにぎわっており、テント村といった感じだった。自分も荷物整理をして夕食を造り始める。日がどっぷり暮れると、沢沿いのロケーションのためなのか、急激に気温が下がる。もう、晩酌を楽しむ暇も無く、疲れもあってそのままシェラフに包まって、爆睡してしまった。夜中に喉が渇いて起きた時、ビビィのファスナーを開けると、満天の星空がとても綺麗だった。
いいな~ビビィ泊。楽しそう。
東北の山とかに持って行きたいですね。
コメントどうもです。
ビビィ泊、雨に降られると、拷問に近い状況ですが、晴れていれば最高ですね。静かになった深夜にファスナー全開は最高でした。海外だと雨とか気にしなくて良いんですようねぇ・・・
絶景の中にひたってるかんじ、良いですね。
6日の朝、乗鞍高原へ向かうために安房トンネル越えて、上高地、沢渡温泉の前を通過しました。ニアミスでしたね。
コメントどうもです。
上高地からの歩きは距離が長いですが、前半登りらしい場所は殆ど無いので、結構サクサク歩けます。景色に変化があって飽きないです。紅葉はあと1週ずらした方が良かったかもしれません。