個人的に妙高火打山ほどスプリット・モノ向けなロケーションはないなぁ、と思っている。多分、2年前に初代スプリット・モノ(大毛無山・・・)で火打山にこなかったら、2枚目を作ろうなんて思わなかったかもしれない。前回のツアーがきっかけで作った2代目スプリット・モノでやっと火打山を訪れることができた。しかも、4日間の予定で前回よりも濃厚な火打山が楽しめそう・・・
まず初日は笹ヶ峰から高谷池ヒュッテまでの長い道程を登ることになる。ほぼ1日スケジュールだが、ここでがんばって高谷池ヒュッテまで行ってしまえば、翌日からは楽しいツアーが待っている。出発時には少し晴れ間も見えていたのだが、黒沢に到着すると、上部がガスガスに覆われて、どんよりした空模様になってしまった。ガスだけなら我慢できるが、吹雪いたりするのは勘弁してほしい・・・
前回と異なり、今回は夏道の十二曲をつめていく。雪がついているとはいえ、十二曲の急斜面をジグをきりながらハイクアップするのはなかなかしんどかった。黒沢の急流横をドキドキしながら詰めるのとどっちがいい?と聞かれてもちょっと微妙だ。w やっとの思いで稜線に上がると、ガスが濃くて視界が悪い。ガイドの久我さんによると、十二曲を上がると、次は婆返しというリッジな稜線が富士見平まで続くとのこと。ここはツボ足で行くしかない。
富士見平まで来れば、あとは高谷池ヒュッテ目指して最後のトラバース・・・なのだが、今回も視界が悪くて、後どれくらい歩けばいいんだ?とペース配分ができない分少し歩きにくかった。それも、予定通り約30分ほどで無事に高谷池ヒュッテに到着。ガスガスなのは相変わらずなので、後はもう、小屋でダラダラするしかないでしょう、ということになった。まぁこれから3日間は滑る・食べる・寝るくらいしかすることがなくなるので、そうガツガツすることもないでしょう。明日から好天になるとの予報なので、それを期待して、今日はのんびりすることにした。