080531 Mt.Ontake BC

晴れた!朝起きると真っ青な空と残雪の残るピークが目の前に。昨日は軽い高山病に気持ちよい寝床も手伝って、早めの就寝。もらった頭痛薬が聞いたのか、気持ちよく目が覚めた。うん、これなら問題なし。

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滑り出しは五の小屋のすぐ裏から。ハイクアップなしで小屋の裏から、でっかいボウルに滑り込む。広々としたボウルの底部からの眺めは日本離れしている。雪のゆるみ具合もちょうど良く、シーズン最後でくたびれているエッジでもよく噛んでくれた。底部から登り返し、またボウルを滑りを繰り返す。登り返しは15分~20分程度。所々斜度が急な部分もあるが、雪は時間とともに緩んでくるので、プラブーツで蹴り込んでステップを刻むことが出来た。ちょっと不安だったので、アイゼンを用意したのだが、無用だった。

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途中、コーヒーのデリバリーサービスがあったりとのんびりしたペース。シーズン滑り納めというと、もう薄茶色でくたびれた感じの雪が多いのだが、今回は雪真っ白、空も真っ青とゆっくり景色を眺めるのも、最高に楽しかった。お昼は五の池小屋に戻ると、おいしいカレーランチが用意されていた。こうなると、もうビールを飲まずにはいられないでしょう(笑)

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おなかも満たされて、幸せな気分だが、そろそろ帰路につかなければならない。後ろ髪引かれる思いだが、稜線の岩場を少し歩いて、最後のドロップポイントへ。こういうところは板を担いでいる意外、とても滑りにきた、という感じがしない。岩のトンネルをくぐり抜け、ハイマツ帯を超えたドロップポイントは筋状の残雪・・・とはいっても、1部狭い部分で2mほど。広い箇所は思いっきりカービングできる広さ。前情報で帰りも途中まで滑って降りることが出来ると聞いていたのだが、集合場所に向かう途中、所々見え隠れする山肌をみて、一体どこ滑るっていうんだろう?とちょっと不安になったがこれなら安心安心。

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見た目以上に長い距離のシュートを思い思いに楽しんだ後は、「もうちょっと滑れます。ツリーですけど」とYOU君のコメント。しかし、お楽しみはここまでだった。さすがはYOU君、雪ある限り繋げる、繋げる。普通はこんなところは滑ったりしないでしょう。やっぱり変態度がないとだめですな。雪が切れたところからは板を担いでトレッキングスタイル。ブーツも担ぐのでいつものハイクアップよりも、ズッシリと重く感じる。下りなので、途中膝が笑ったりして。

Tabitha

無事下山後はYOU君おすすめのオーガニックなパン屋さん。さすが、Blogで宣伝するだけのことはあります。天然酵母のズッシリした手応えのあんぱんと焼きたてのマフィンは最高。サービスで出していただいたパンも「焼いたものだけど」とおっしゃっていたが、これがまた、おいしかった。多分これで、07-08シーズンは終了となるでしょう。最後の滑り納めに御岳、これは来シーズンもぜひ訪れたい。できれば頭痛なしで(笑)