車乗り換えに際して、使えるものは殆ど移設したのだが、FFヒータの移設が出来なかった。機械自体がディーゼルエンジン用とガソリンエンジン用では異なるためである。ということで、全く新規で取り付けになるということで、FFヒーター自体からどれが良いか検討してみた。旧TED号にFFヒーターを取り付けた効果は絶大。冬山の車中泊はもちろんのこと、ちょっと肌寒い季節になってからのキャンプにも大いに活躍した。ただ、かなりのスペースを占有してしまうという点だけが不満だった。今回はそのことも踏まえて、コンパクトなものがないか、調べてみた。
いろいろ調べて、Eberspacher社のAirHeaterがコンパクトでよさそう、ということで、総輸入販売元のホワイトハウスに車を持ち込んで、どのような取り付けになるのか、そのほか気になる細かな点を質問してきた。
AirHeaterは完全な防水設計となっており、床下に取り付けスペースがあれば、車外に設置することも可能。ホワイトハウスで設置する場合は通常使用されているディープサイクルバッテリーとは異なる、完全密閉型のものを使用している。これにリレー型のコンパクトな走行充電機を組み合わせることで、かなりコンパクトなFFヒーター環境が出来上がる。実際、ホワイトハウスで販売されているステップワゴンベースのキャンピングカーはコンパクトな室内を十分に活用できるよう、床下の車外設置になっている。
工場の方と車を見ながら、設置イメージやハードに関する説明をしていただいた。専用のブラケットがないので、床下車外設置は難しそうだが、密閉型バッテリーをサードシート下、ヒーター本体を荷室の片隅に設置は出来そうとのこと。ステップワゴンの例では、サブバッテリーをエンジン停止時にナビや室内灯で利用することも可能だそうだ。(デリカへの取り付けは初めてということで、配線図が必要らしい)かなり親身になって色々説明もしてもらって、面倒見の良いディーラーだと印象を持ったこともあり、とりあえず見積りを待つことにした。
これ以外、ペバストのヒーターで取り付けの問い合わせを何件かビルダーに問い合わせたが、返答なし。もしかして、ヒーターのみ取り付けって嫌がるのかなぁ・・・