梅雨に突入してアウトドアを楽しむにはちょっと向かない時期だが、週末の2日間、FDOCの有志メンバーが集まって、長野県秋山郷にある切明温泉で露天風呂&キャンプを楽しんだ。切明温泉は、河原にふつふつと湧いている源泉をスコップで掘り下げて自分で露天風呂を作って入るという、普通の露天風呂では味わえない大きな楽しみがある。いい年した大人がスコップで湯溜まりを掘り下げ、温泉の軌道を引き、温泉が流れるのを見て大はしゃぎ。究極の大人の水遊びといえる。

基本的に大きな源泉があり、そこからいくつかの湯溜まりが出来ているので、全て掘り起こす必要は無いのだが、ゆったり浸かるほどの深さは無いので、その分はスコップで掘り下げる事になる。また温度調節のため、川から水を引いてきたり、源泉から流れ込む湯量をコントロールするため軌道を作る必要もある。快適な温泉を楽しむ前に色々と段取りが必要なのだ。これがなかなか楽しくて、浸かって、不満ならスコップで調整、浸かって、また調整を何度も繰り返し、凝りだすと浸かっているよりスコップを握っている時間が長くなっている時もある。(笑)

この企画もう何度も開催されているのだが、毎回雨にたたられる確率が非常に高い。温泉に入るのだから問題ないのだが、顔に雨が当たると、ゆっくり温泉を楽しむ事が出来ない。この点にも抜かり無く準備をしておく。ツーリング用の小型タープを湯溜まりの上に設営して雨を避けるのだ。これが非常に快適で、タープに当たる雨音や川のせせらぎ、蛙の声ろいった自然の音を聞きながら、まったりと温泉に浸かってビールを頂く。これが最高に気持ちよい。
今回も大人4人で2日間、朝から夕方まで延々と温泉に浸かり、脱力した状態になるまで温泉を堪能した。あまりにまったりしすぎて、湯溜まりでうつ伏せに昼寝した為に背中の日焼けがヒリヒリ状態になってしまったのは、少々失敗した。(笑)