年末年始に訪れている秋田の後生掛温泉。冬に訪れているとわからないのですが、宿の裏には、自然に湧き上がる湯によってできた沼や蒸気によって地下から吹き上げられた泥が堆積して出来上がった泥火山などを見ることが出来る自然観察路が整備されています。冬はコースを熟知していないと雪を踏み抜いて下の湯や蒸気で火傷する恐れがあるため立ち入り禁止となっていますが、地元のビジターセンターのガイドをお願いすることでハイクすることが出来ます。今回は個人ガイドを無理言ってスキーシューでお願いしてガイドしていただきました。
集合場所は後生掛温泉の売店。自分1人に2人のガイドと豪勢な状態w 夏道は完全に雪壁になっているため、梯子を使って雪原にアクセスします。バックカントリー系のガイドとは違って、所々で樹木や植物など自然に関する解説などがあって、楽しいハイクです。
クマさんのひっかき跡です。。。。。これ見た場所は夏場は藪藪ですけど、夏道からほんの数メートルのところです。こんな場所でも、人出が少ない時間帯にクマさんは行動しているそうです。
しばらく雪原を歩いて、自然観察路に合流します。周りが雪原なのに、地熱が高い部分だけ雪が積もっていません。これは真冬の厳冬期でも同じ風景なのだそうです。ハイシーズンにも来てみたくなった!
そして、泥火山に到着。夏は歩道から外れることが禁止されているため、遠くから眺めるのですが、雪の積もったこの時期は目の前まで近づくことが出来ます。泥の吹き上がりは夏の時期見ていた時よりおとなしかったです。ガイドさん曰くいつも一定の活動ではなく波があるのだとか。
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雪がない場所はスキーを外して歩いて移動します。hokは3ピンで脱着が簡単、革靴は歩きやすいので苦労しません。遊歩道上に新たに噴出口が出来ていて知らずに歩くと危険な場所もあります。
蒸気が噴き出す箇所には結晶した硫黄も見られます。
大湯沼に到着。ここは大きな温泉の沼と言った感じです。ここも雪が無くなる寸前まで沼に近づける景色は冬ならではです。
大湯沼を見下ろす展望台から見渡すとこんな感じです。戻りはせっかくのhokで来たので、ひと滑りました!
約2.5時間ほどのガイドツアー。予想以上に楽しいスノーハイクでした。今度はハイシーズンに行ってみたいです。