関ふれ歩き(というかハイキング)歩き初め。昨年のNo12 観音様のみちの笠森バス停まで高速バスを利用した。横浜始発7:00で笠森には8:20に到着。今までの日帰り歩きの中で一番朝早くスタートすることが出来た。笠森で降りたのは、自分以外は3組ほどのゴルフ客のみ。
朝早く、観光客はいなくて、笠森観音堂の回りは静かだった。前回歩いた道をNo11との分岐点まで歩く。しばらくはNo12 観音様のみち同様の山道が続く。山道が終わると、のどかな農村の道が続く。暖冬といわれているが、朝は気温が低く、田んぼの水溜りや用水路の水は凍っていて、休耕の畑は霜で白くなっていた。今日は上着にmontbellのインナーダウンを着てみたが、ちょっと肌寒い位で、歩くのに丁度良かった。
チェックポイントの八重垣刑部神社で踏破のための記念撮影。毎回思うのだが、山の中なら良いのだが、町中で説明標識をバックに三脚立てて記念撮影するのはちょっと変。千葉はそういうチェックポインとが多い。何とかならないかなぁ・・・20分ほど歩くと、インフォメーションセンターなるものがあると地図に掲載されているので、記念撮影は手早く済ませてそこで休憩することにした。途中、道が分岐している箇所の標識が壊れていた。自分はGPSでルートを参照しながら歩いているので、特に問題ないのだが、地図だけ、標識だけに頼って歩いている人の場合は迷ってしまうかも知れない。標識の支柱は曲がっているので、標識の痕跡すら気付かないと思う。良く見かける丸太の標識のほうが壊れにくいと思うのだが。
インフォメーションセンターは、意外と大きな建物だった。中にベンチがあり、ストーブもあるのだが、だれも管理する人間がいないためなのか、鍵が閉まっていた。何のために作ったのだか・・・入口脇にもベンチがあったので、クラッカーとチョコレートで少しだけブレイク。インフォメーションセンターから先は海上自衛隊市原送信所までゆるい上り坂の幅広い車道が続く。車の通りは殆ど無かったので歩きやすかった。ちょっと学生時代に歩いた道南の道に似ていた。登り坂を上がりきると、大きなアンテナがいくつも立つ送信所の横を歩く。アンテナの形状が面白い。送信所の周りは畑だけ。その先は坂道を上がった分だけの下り坂になる。この道の途中には建設資材のプラントがある関係で、でっかいダンプが何度も横を通り抜ける。ちょっとスピードが出ていて怖い。避けるためのスペースもないなんて・・・
ダンプの通り抜ける車道から、用水路沿いのわき道に入って一安心。しばらく歩くと眼蔵寺に到着。小さなお堂がちょこんとある境内がミニチュアっぽくてかわいい。この先から又静かな田舎道に入っていく。栗の木並木(畑?)沿いの舗装道を進むと、途中から道標であぜ道に誘導される。
ルートマップによると、ここから武峯神社のある権現森の頂上までは土の道になる。なるほど、笠森自然森と権現森をつないでいるから「森と森をつなぐみち」なんだな。静かな森の道は途中から少しづつ傾斜のある山道になる。30分位歩いて、武峰神社のある権現森の頂上に到着した。社のある頂上はトトロのいる森っぽい雰囲気。コースを逆に歩いているので、神社の階段を下りて鳥居をくぐったところで土の道はおしまい。もうちょっと歩きたいところだな。
起点の六地蔵局前バス停まであとわずか。その途中、道脇に並べられたクマのチェーンソーカービングがきっかけで、地元の炭焼きクラブの方々にお茶とお餅をご馳走になる。仲間で協力して、炭焼き小屋を手作りで復元して、炭作りや野外宴会を楽しんでいるとの事。炭焼き小屋に並んでやはり手作りの囲炉裏付きの小屋が建てられている。とても雰囲気の良い場所で、色々とお話を聞いているうちに、1時間もまったりしてしまった。お茶とお餅のお礼を言って先に進む。早めにスタートした分、時間に余裕はあるので、本納まで歩くのは問題なさそうだ。車がビュンビュン通る舗装道ばかりというのは勘弁してほしいが、こういった面白い出会いがあるのは、人里を歩くハイキングならでは。山道、土の道は少ないが、こういった楽しみがあるのは良いですな。