う~ん、これをフルCGでやるっていうはどういう理由からなんでしょうか・・・確かに映像すごいんですが、写実的な絵作りに拘っているのに、フルCGでないと表現できないよな、っていうカットで、妙に割り切って、CGっぽさ(キャプっぽさ)が残ってたりして、中途半端なアンバランスな印象を前半は感じずにはいられなかった。なんだか、最新技術使っているけど、ゴーモーションに戻った、みたいな・・・あと、将来的にゲームのリアルタイムイベントとかこういう風になるんだろうなぁ・・・っと思わされましたよ。(ラストのクレジット見ると、めまいしましたが・・・)
さて、主人公のベオウルフさん、後半はなんとジジィなんですよ。登場時で脂の乗り切った、筋肉質で、真っ裸になって「おら、かかってこい!!」とかいうオヤジな訳ですが、いくらなんでもジジィっていうのは、ファンタジーで英雄のお話なのに・・・と思ったりする訳です。妖艶なアンジェリーナ・ジョリーは出番が少ないので、全体的に花というか、華やかさが弱くて地味な印象・・・
別の機会にお国柄に見られる主人公像、ヒーロー像について色々情報交換をしたことがあるのですが、海外では「少年がロボに乗って戦争する」なんてことは「ありえねぇ~」感バリバリなんだそうです。まぁ、様式美的にそういった表現が受け入れられているのも事実ですが。戦争ネタだとすると、筋肉ムキムキの40代おっさんっていうのがヒーロー像として成り立つんだそうです。おっさんが主役・・・最近の日本のコンテンツでそんなのってあったかなぁ・・・そんな以前に話し合った話題を思い出さしてくれた作品でした。え?面白いか?う~ん、普通かなぁ・・・(笑)